北九州芸術劇場で行う勉強会のテーマはたしか「出産育児を表現にいかす」だと思っていたけど、正確にはなんだったかな?と思い、確認のため、北九のHPの「アーティスト往来プログラム」を見てみたら、以下のような説明になっていた。

http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/entry/2011/0425artist.html
勉強会
【内容】阿部氏のこれまでの活動と、出産・子育て等をテーマに作品製作・ワークショップ実施の可能性を探ります。

ということは、わたしの活動についての話でいいのかな?

以前ブログにも書いたように、「出産・子育て」のテーマは、演劇の世界ではほぼ切り捨てられてきたゆえ、いずれこれをテーマに作品を作りたいと思っている。
ワークショップに関しては、数年前に、親子対象の演劇ワークショップはできないものか?という相談を受けていたのだが、こどもを持たないわたしには実際的、具体的に考えつかなかった。ところが、自分がこどもを産んでみたら、また都内の某劇場から「子育てを考える」をテーマに親子対象のワークショップの依頼があり、今度は自分もこどもを持っているので、自分の体験をもとに、ワークショップの内容を考えることができた。

それは今まで作ってきた「アトミック・サバイバー」などのドキュメンタリー作品の製作の方法を利用したもので、「子育て」のいろんな要素を、人形を使ったり、映像を使ったり、歌を使ったり、語りやリーディングを使ったりしながら、いろんな表現の方法で表現を試みて、最後に短いシーンをつなげて試験的に発表会をする、というアイデアだった。
これならなんだか楽しくできそうだ、と思った。
しかし対象は親子に限らず、子育てに関心のある人ならば年齢性別を問わず、誰でも参加可で、むしろその方がありがたく、たぶん詳しい内容はいつものごとく、参加メンバーによって決まる。わたしはいつもワークショップでは、集まったメンバーの特性を見て、なにをしたら面白くなるかを考えている。
なので、それがつかみきれない一日かぎりのワークショップが苦手なのだが。

以前こどもを持たない時には考えられなかったプログラムが考えられるようになったことには感謝である。
そして来年度に都内で行うこの「子育てを考える」ワークショップの内容は、きっと作品作りにつながる要素を持つものになると思う。

テーマは、「出産・育児」を通してわたしたちは何を見たり体験したりすることができるのだろう。
というあたりから出発してみようかな。
勉強会に来てくださる方にもそのへんを聞いてみよう。