今日から「mixjamは見た」展が始まる。
地元の茨城県古河市で、古河三高の美術部のOBOG展から出発した展覧会である。

わたしたちの高校時代の美術の先生は、野沢二郎先生といって、現代美術の作家であった。
美術準備室にはBT(美術手帳)やわけのわからない作品が並び、未知の世界をかいま見るようで、とってもわくわくするところだった。
二郎先生に影響を受けて美大に進学したOBOGたちが始めたのがこの展覧会で、今年でかれこれ20年。今では、卒業生に限らず、もっと幅広い人々が参加するようになっているのが面白い。

卒業生には、現代美術作家として一本立ちしている内海聖史くんや、大日本タイポ組合で活躍する塚田てっちゃん(同級生)、今では某大学の先生になった二郎先生ももちろん参加していたり、地元でずっと足尾銅山をテーマに作品を製作してる光山明さんの作品もレベルが高く、他にも、売り出し中の現代美術作家、小林達也くんも美しい平面を出品していたり、田舎ではあるけど、けっこう面白い作品展になった。
美術方面にいった人もそうでない人も参加するごちゃまぜの作品展ということで、mixjamの名前がついた。
img20090210.jpg


わたしは、今年も演出作品の記録映像を出展した。今年は「アトミック・サバイバー」と「エコノミック・ファンタスマゴリア」である。
img20090210_1.jpg

午前中の搬入を終えて、午後から開場しても、平日ゆえか人はまばら。
美術館勤務のおじさまが出てきてじっと「エコマゴ」に見入り、「これおもしろいねー」と言ってくれてうれしかった。
一人の美術の先生の影響で、人生が変わった高校生の数は多い。出会いは大事ですね。


「mixjamは見た」展

2009年2月10日(火)ー2月15日(日) ※12日(木)は休館
9:00-17:00 (最終日は15:00まで)
古河街角美術館
アクセス:JR宇都宮線「古河」駅(JR上野・池袋から約1時間)より徒歩8分
tel:0280-22-5911

・・・
古河城もあった古河は城下町で、今でも古い町並みが残っていたり、歴史的な名所旧跡が多い町でもあります。
観光ついでにどうぞ遊びにいらしてくださいませ。

古河街角美術館・歴史博物館・篆刻美術館・文学館
文学館2Fのイタリアン「唐草」はとってもおいしくてロケーションもすてき料理
古河総合公園
ユネスコ・メリナ・メルクーリ賞を受賞した美しい公園
歴史探訪
観光マップダウンロード