ここのとこ、今年の企画の準備がいっせいにスタートしたのと、お家探しとTPAM準備と原稿の執筆とでなんだか大忙しになってます。。。しかしこのご時世で仕事があるのはありがたいです。今日は引き続き、東京下町で3つの物件を見てきましたが、やっぱり都内は高いな~。

ところでわたしはあまり知られてませんが一応、演劇集団 円の演出部に所属してます。
昨年秋に円の俳優の荒川大三郎くんから、アトリエ公演の演出のお誘いを受けたのですが、昨日、円での会議で公演が確定、ひさびさに円で演出することになりました。

そもそもわたしの演出家デビューは、00年、円小劇場の会で、師・太田省吾の作「抱擁ワルツ」でした。でも当時は、これから演出家としてやってくぞーというような覚悟もなにもなく(覚悟がなかったのでその後がたいへんでしたが。。)、もうすぐ30になっちゃうし、なにかしなくちゃなーということで、演出をしてみようと思いたったのがはじまり。公演終了後、演出のオファーがあちこちからやってきて、そのまま演出家になってしまい、今も続けていて、今後も許されるかぎりはやるだろうという状態です。ありがたいことです。
だから、学生演劇で20代から演出やってる人たちと比べたらキャリアは10年遅れてて、作品数も少ないんですね。

今回あらちゃん(荒川くん)は、10年たっても「抱擁ワルツ」を忘れられなかったということで、声をかけてくれたのでした。うれしいことです。作品はこれまでのSCS(ドキュメンタリー)とはうってかわって、フィクショナルなもので、なんと清水邦夫さんの1972年の「ぼくらは生まれ変わった木の葉のように」です!
もう37年も前の作品だけど、戯曲世界を古い時代のまま立ち上げるのではなく、今という時代を照射するような上演をめざしていきたいと思ってます。
詳細はまた追ってお知らせしますが、今のとこわかってる情報だけ、先にお知らせさせていただきまっす。

タイトル:「僕らは生まれ変わった木の葉のように」
2009年8月10日(月)-16日(日)頃
@演劇集団 円(浅草「田原町」駅徒歩3分)

作:清水邦夫
演出:阿部初美
美術:田原奈穂子
出演:有川博、山乃廣美、谷川清美、荒川大三郎、薬丸夏子
宣伝美術:佐藤慎也

暑い夏のさかりの公演になりますが、浅草も楽しいところです(合羽橋道具街近いです)、ぜひぜひお運びくださいませ。