阿部初美のブログ

演劇の演出家です。

2013年01月

ワークショップ近況

ゆうべ北九州から帰ってきました。
北九州での日々はいつもジェットコースターで、アレーーどこへ連れてかれるの〜〜という感じです。「個性」重視の教育をめざす学校は、実践学習としてぜひとも北九州での生活を取り入れるべしですね。


北九州芸術劇場「産み育てをみんなで考えるワークショップ」
前5回のうち、一昨日4回目の一般オープンの回が終了。この日は「こども」をテーマに、こどもたちのおうちでしか見せないおもしろ写真や映像を持ち寄り、みんなで観察、模倣、描写をしてみました。それによって、子どもでも発達の段階で身体感覚がだいぶ違うことを身をもって体感しました。
北九州グループでは、子どもを持つ女性たちのかっこよさ&すてきさに、「あっちにいきたい!」という独身女性が続出中。最終回は2月6日(水)、「子どもを育てることのすばらしさ」について北九州からのメッセージを作成予定。

北九州芸術劇場アウトリーチ・F小学校5年生
ここまで演劇ワークショップの意義を理解してくれた学校が今まであっただろうか、というほど希有な学校。校長先生は1話すと10理解してくださる、本当にいったい何者!?と思われる人物。こちらもどこへ行ってしまうかわからないジェットコースターに、先生方とわれわれスタッフは共同責任のもと覚悟を決めて乗り込むことに。うちもこんな学校に子どもを入れたい。この学校とのことはあとでちゃんと記録を残したいと思う。

水戸芸術館「産み育てを考えるワークショップ」
先週第一回目が終了。初回はみなさんに「子育て」についての関心事や問題をお聞きして、とても水戸らしいテーマがでてきた。この日は、NHK水戸放送局や、朝日新聞、共同通信など、豪華な取材陣からの取材があったので、また今後いろんな方にこのワークショップに関わってもらって、地域に新しいつながりを作るお手伝いができたらいいなあと思います。第2回は来週、29日(火)10:00-12:00わん・ぱーく水戸にて、人形劇でもやってみようかなと思案中。12:00からはお昼ごはんも食べられます(お弁当持参)。

としまアートステーション構想「としまで子育て」記録集の作成が始まりました。

某演劇雑誌に「推薦図書」3冊を執筆予定です。(演出家として)これを読んで開眼した3冊を挙げる予定ですが、3冊にしぼりこむのがタイヘンかも。。。

円演劇研究所本科卒業公演「夏の夜の夢」
今年度前期演習を受け持った本科生たちもいよいよ卒業。みんなの成長はいかに?明日から4チームすべて観劇予定です。

子どもの待機児童問題で、2月から無認可保育園も探さなければならないことに。まったく政治家たちはみんな「待機児童問題解消」なんていうくせに本気でやろうとしてるのかと疑いたくなる状況です。

産み育てを考えるWS/水戸芸術館

北九州に引き続き、今年は水戸芸術館 にてWACCA project「産み育てを考えるワークショップ」がスタートします。

予告
■演劇の地域連携プログラム
WACCA project

産み育てを考えるワークショップ

―地域と向きあう、地域と暮らす―演劇やダンスで「地域」を考えるプロジェクト

2013年1月17日[木]~ 2013年3月19日[火]

子どもを産み、育てることについて、みんなで一緒に考えてみませんか?
世代によって、生活環境によって、子どもを産み育てるということに対しての考え方は実にさまざまです。産み育ての話からは、今の社会や地域の状況もみえて きます。このプログラムは、自身も子育中の演出家・阿部初美さんと共に、演劇の手法を用いて話をしたり、一緒に身体を動かしながら進行していきます。
これからライフプランを考える学生さんや20代、イクメンなどの男性や、イクジイ、イクバア、その他子育てに関心のある方ならどなたでも大歓迎。
子どもを産むことについて、育てることについて、それぞれが抱えている問題などについて、世代や性別を問わず、いろんな人と話をしたり、一緒に動いてみたりする中で、改めて子どもを産み育てることについて考えてみませんか?

●会場 わんぱーく・みと



日程

2013年
1/17(木)、1/29(火)、
2/14(木)、2/23(土)、2/28(木)、
3/9(土)、3/14(木)、3/19(火)
※1回のみの参加もOK。ライフスタイルに合わせてご参加ください。

時間

10:00~12:00

募集人数

各日15名程度
(年齢・性別不問。子ども連れOK。)

参加料

無料

持ちもの

動きやすい服装

場所

わんぱーく・みと
〒310-0062 茨城県水戸市大町3-4-30

申込方法

下記をご用意のうえ、お電話にてお申し込みください。
(1)希望日
(2)参加者氏名(ふりがな)
(3)住所
(4)電話番号
(5)年齢
(6)お子さまの年齢 ※子ども連れの場合のみ
(7)参加の動機、産み育てについて考えていることなど

申込み開始日

2013年1月8日(火)10時~

全プログラムのお申し込み・お問い合わせ

水戸芸術館ACM劇場「WACCA project」係
Tel.029-227-8123(10:00~18:00 /月曜休館)
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8

ワークショップ近況

2013年、あけましておめでとうございます。

わたしにとって昨年は、浦和に引っ越したことで実家に近くなり、いい一時保育施設が見つかり、子どもも2歳になり、ワークショップや講師の仕事に復帰でき、新しいスタートの年でした。と同時に、仕事と家庭の両立で多くのお母さんたちがどれほどたいへんな思いをしているかを、身をもって知った年でもありました。しかしそんな経験がすべて生きる「子育て産み育て」のワークショップの仕事は、本当にありがたいものでした。

世田谷パブリックシアターからお誘いを受けて始めた「子育てを考えるワークショップ」は、としまアートステーション構想「としまで子育て〜子育てを考えるワークショップ」へ、さらに北九州芸術劇場で「産み育てをみんなで考えるワークショップ」に引き継がれ、現在も継続中、そして今年は水戸芸術館で「WACCA project 産み育てを考えるワークショップ」につながり、地域をつないで大きく発展し、演劇がほぼ初めて公共の場で子育て支援に力を発揮できたことを、とても嬉しく思っています。
どの地域でも企画制作スタッフのみなさんには、いろいろご配慮、ご協力いただき、ありがとうございました。

そしてワークショップを通して出会った参加者・スタッフのみなさんと過ごした時間は、どれもこれもほんとうにすてきな時間でした。ご一緒させていただいたみなさんお一人お一人にも、本当に感謝です。
また今年はどんな出会いがあり、どんな時間を過ごすことができるのか、とても楽しみです。


としまアートステーション構想「としまで子育て」では、引き続き、ワークショップの記録集を作成予定していきます。ご興味のある方はぜひぜひ。

北九州芸術劇場「産み育てを考えるワークショップ」は、昨年までに2回を終え、「子どもを持たない人の生き方」などのテーマにエキサイティングなディスカッションが展開され、来週第3回目は人形劇で「子育ての苦しみと楽しみ」にトライ、北九の空気読まない(笑)元気でおおらかな雰囲気に、わたしものびのび過ごさせてもらっています。第4回目1月23日(水)10:00-12:00(ランチ14:00まで)は、一般参加OKです。お申し込みはぎりぎりまで受付てます。
平行して北九州では小学校でのアウトリーチ授業も。今回は市内のF小学校5年生が対象ですが、はたしてどんな劇ができあがることやら??

再来週の1月17日からは、水戸芸術館にて「産み育てを考えるワークショップ」が始まります。

昨年前期授業を受け持った円演劇研究所の本科生たちは、1月25日から浅草のステージ円にて卒業公演を迎えます。研究所で過ごす時間というものは、人生においてとても密度の濃い、充実した時間になりますが、今年の本科生はみんなどんなふうに成長していったのかな。再会が楽しみです。


今年は子どもも3歳、ふつうなら4月から保育園入園、となるはずだったのですが、ここさいたま市ももれなく待機児童問題が、、、こちらはどうなることやら、頭のイタイ問題です。。。

一時保育で使える週3日も現場に入ることがふえてしまったり、たまった雑用を一気に片付けなければならなかったりで、ブログでワークショップの様子を報告することもほぼできなくなってしまいましたが、ほんと記録しておかないともったいないことばかりなので、時間を見つけて少しずつでも書いていきたいと思ってます。

ではでは、今年もどうぞよろしくお願いします〜。
プロフィール

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