阿部初美のブログ

演劇の演出家です。

2013年10月

仙台「となりの子育て」募集開始!

今度は初の東北、仙台でやりま〜す
いや、ここまでひろがってきたのはすごい。もっともっと、全国にひろがって、あっちこっちでこういうワークショップがふつうにやられるようになったらホントにいいなー。

北九州・世田谷・水戸の3都市文通プロジェクトは現在、世田谷・北九州の2回目まで終わりました。2回目は人形劇の製作なので、どこもたいへん。残すは明日の水戸です、水戸のみなさん、がんばりましょう、これが終われば峠をこえます

仙台は、Facebook内にとってもかわいい専用ページができました。

タイトルは
となりの子育て-結婚・産み・育てをめぐる対話
です。
お近くの方はぜひぜひお気軽にご参加ください
以下、専用ページより。

     

「孤(独な子)育てがストレス」「結婚したいと思わない。結婚すると良いことって何だろう?」「子どもを産みたいけれど今の仕事を辞めたくない。みんなはどうしているんだろう?」・・・など、子育ての分野を中心に、結婚や出産に関わる様々な悩みを解決するために、自身も子育て中の演出家・阿部初美さんと共に、演劇の手法を取り入れながらみんなで考えてみるワークショップを開催します。「子育て」をキーワードに、お母さん、お父さん、またこれから子育てにかかわるだろう10代後半から20代の若い世代、子育てを終えた世代と気持ちをシェアして、子育てのあれこれをみんなで考える場をつくります。主催:仙台市、公益財団法人仙台市市民文化事業団。

期 日:平成26年 ①1月24日(金)②1月25日(土)③2月7日(金)④2月8日(土)⑤2月28日(金)⑥3月1日(土
時 間:各10:00~12:00
   お子様連れOKです。終了後、ランチタイム(12:00~13:00)があります。
   ※ランチタイムの参加は希望者のみ。出入り自由です。
場 所:原町児童館(のびすく宮城野)
   仙台市宮城野区五輪2丁目12番70号(JR仙石線陸前原ノ町駅に隣接)
参加料:無料
定 員:各回15名程度
   ※ワークショップ当日は、会場内にお子様の面倒をみる数名の職員が同席していますが、このワークショップでは子どもと参加者が一緒に過ごしながらおしゃべりできる場づくりを行います。

『お申し込み方法』
1.参加希望日2.氏名(ふりがな)3.住所4.電話番号5.年齢6.お子様の名前・年齢(お子様同伴の場合のみ)7.参加動機、結婚、産み、育てについて考えていることなどを書いてメッセージをお送りください。
『申込締切』
平成26年 ①②1月10日(金)③④1月25日(土)⑤⑥2月14日(金)
※内容は1回毎に完結するようにしています。1度だけでも、何度でもご参加いただけます。
※申込多数の場合は抽選となります。


     

全国の名産品が集まった豪華なランチ
来年もおもしろいことをしようーと一品持ち寄りランチ会議をしました。
イメージ

小児ヘルペス
この間プライベートでは、子どもが「小児ヘルペス」なるものにかかり、人生初の運動会も、楽しみにしていたメモリバも残念ながら参加できませんでした。運動会は参加したくなかったみたいですが。。ヘルペスは名前は聞いたことがあっても、具体的な症状は知りませんでしたが、これがなかなかたいへんな病気なんですね。高熱がでて、口の中が痛くなって、なにも食べられなくなって、ひどいと入院なんて子もいるらしいです。
水曜日に「熱があるからお迎えにきてください」と保育園から電話があり、迎えにいってその足で小児科へ。解熱剤だけもらって帰り、その後2~3日高熱が続いて、時々解熱剤をのませて下げてたけど、金曜日の明け方「歯になにかはさまってる」と泣いていて、みてみても何もないからそのままにしてたら、土曜日になってだんだん痛みがましてきたらしく、食べ物が食べられなくなってきました。しかしかかりつけ医は土曜日はお休み、第三日曜もお休み。なので、しかたなく休日救急病院に行くと、「わからない」と言われ、口内の痛みを防護するクリームをもらうが効き目なし。仕事があって、日曜から木曜まで実家にあずけ、この間に熱は下がるも、口の中がイタイと歯磨きせず。自宅に戻って、木曜の夜、歯磨きしたら、歯茎のあちこちから出血したので、これはおかしいと再度、金曜にかかりつけ医に連れていったところで、「小児ヘルペス」の診断がくだりました
「早く連れてくれば、ここまでひどくならずにすむ薬をのませられたのに。。。」。と、言われても、お休みだったんですよ。それに休日病院の先生はやる気なさそうに口の中をちらっとみて「わからない」、だし。実家のじいばあは病院が嫌いだし、今回はタイミングが悪くて、ホントかわいそうなことをしました。。結局約2週間、保育園をお休みしました。



Memorial Rebirth 千住 2013 常東本番

ゆうべ「産み育てを考えるワークショップ 3都市文通プロジェクト」北九州第2回を終えて帰ってきました。作品製作と撮影はあとは水戸を残すのみ。いちばん大変な峠です。もうひとがんばり〜。
こちらは来週にでも経過をご報告します。

さてさて、歌詞作成のお手伝いをしていた現代美術家の大巻信嗣さんの「Memorial Rebirth 千住 2013 常東」本番、夜の回に行ってきました。
夜のシャボン玉はきれいだろうなあと思っていたとおり。
それはものすごく感動的な光景でした。
こんなふうに、いろんな世代が共有できる新しいお祭りができていったらほんとうに素敵です。

当日の様子がyoutubeにアップされました。映像なので暗いところのシャボン玉はうつってないのが残念ですが、会場はものすごい数のシャボン玉につつまれていました。

地元のみなさんの声、担当の芸大生エレナとくにちゃん、スタッフのみんなで作ったしゃボン踊りの歌詞はこんなふうになりました。



しゃボン踊り2013の歌詞

ふわりふわり ほら きえないで
きらりきらり きみにふってくる
あそぼあそぼ ほら みていてね
ひかる負けず嫌いつかまえて

荒川 ひろがる 河川敷 橋をこえて
レモンのかたちの 千住にお嫁にきました

都電 みおくった花電車
とおくみえた 白い煙突
おどる 春はさくらの並木
今日もひびく やっちゃ場の声

ふわりふわり ほら きえないで
きらりきらり きみにふってくる
あそぼあそぼ ほら みていてね
ひかる負けず嫌いつかまえて



大巻さんがめざした「炭坑節」のように、この歌もアレンジされながら変化して
いろんなバージョンができていっても面白いですね。
ぜひ続いていってほしいですね。




産み育て3館文通プロジェクトスタート

いよいよ始まりました〜

1回目:
第一回目は先週、世田谷からのスタートです。世田谷もプレワークショップを2回ほどやりましたが、レギュラーメンバーはほぼ、初参加のみなさんとなりました。世田谷区以外からの参加が多かった昨年度にくらべ、今年は世田谷区率が高め、さらにそのほとんどが乳幼児を連れた女性たちです。まあ、今回はどの地域も平日昼限定なので当然ですね。今回世田谷には南波シスターズのけいさまがご参加くださっていたり、進行も世田谷専属ファシリテーターの大久保シンタくんが一緒に入ってくれたり、あいかわらず豪華なワークショップになってます
そして昨日は北九州の一回目を終えて帰ってきたのですが、北九夜の部は台風の影響でなんと中止になってしまいました、、こんな経験はわたしも初めてでビックリ、せっかく前のりしたのに拍子抜けでした。

北九州夜の部をのぞいては、どの地域もすべて4回の進行は同じになります。
第一回目はそれぞれの地域で、まずメンバー同士が知り合うことから始まり、シアターゲームなどを通して体と心をほぐしてから、自分たちの地域が発信するトピック出しをします。
先週の世田谷も昨日の北九州もそれぞれとても「らしい」トピックがでてきました。

トピック

世田谷:待機児童数ワースト1の世田谷らしく、プレでも圧倒的だった「子どもをもった女性が働くことの困難」、それからこちらも東京らしい「孤(独な子)育て」など。

北九州:やっぱり「子もち女性が働く困難」とか「男性の育休のとりにくさ」といった世田谷同様「子育てしながら働く」ことの問題があがりましたが、たぶんこれはどこにいっても日本全国共通なんでしょうね。しかしメモリバで一緒だったウクライナ人女性のエレナは、「ウクライナでは子どもを産むことも、産んでからまた働くこともあたりまえ。日本の状況は信じられない」と言っていました。これは全世界共通の悩みではなく、日本の問題なんですね。
それから「地域で子どもを育てること」の問題。これは世田谷の「孤(独な子)育て」にも通じますが、ちょっと中身には違いがありました。
そのほか北九州独特だったのは、「表現力」問題。大人も子どもも表現力が足りない。たとえば子どもに愛情を伝えることが難しいとか、近所の挨拶が足りないとか。これは初めてでてきたテーマだったのでとても面白かったです。日本では「暗黙の了解」とか、「以心伝心」とか「目と目で通じ合う」とか「空気のような存在」とか、言葉によらないコミュニケーションをめでる文化を持ってきたと思いますが、近年は「表現力」とか「コミュニケーション力」が大切とかやたら言われるようになってきました。世界のグローバル化の中で生きる時、異文化間の交流では黙っていてもわかる、なんてことはないし、ある程度の表現力が必要になってくるので、まあ日本もコミュニケーションの過渡期だなあということは常々感じてきたのですが。「としま」の参加者で68歳の女性、Kさんが「わたしたちは頭は新しいんですが、体は古いんです」おっしゃっていて、まさにそんなねじれをわたしたちの体はかかえているんじゃないかと思います。
それから面白いのが子どもの数。一家族あたりの、です。このへんも世田谷・水戸とは違いがはっきりあるので、これも面白いかもと思います。

さて水戸の第1回目は来週火曜日になります。水戸はどんなトピックがでるか、楽しみです。
ちなみに水戸のプレ2回目では、夫婦間の問題のディスカッションが白熱しました。今までの水戸でのディスカッションでは一番面白いディスカッションになったと思います。確実に変化が起こってきてますね。

2回目
水戸でのトピック出しが終わった段階で、各館それぞれのトピックを決定する予定です。
そして、2回目は各館3つのトピックをテーマにグループワークで3つの人形劇を作って、それをビデオで撮影して、各館に配信します。

3回目
各館から合計6本届いたビデオ作品をみて、それぞれの感想をまた撮影し、その感想を各館に届けます。

4回目
各館から届いた自分たちの作品への感想ビデオレターをみんなで観て話し合います。

以上、こんな流れで進行していきます。各地のみなさん、よろしくお願いします





Memorial Rebirth 千住 2013 常東予告

忙しかったです!でまったくブログが書けない日々が続くのはいつものことですが。

忙しかった大きな理由は、9月いっぱい、現代美術家の大巻伸嗣さんのMemorial Rebirthという作品というかプロジェクトのお手伝いをしていたからなのですが、一度にすごい数のシャボン玉をとばして見慣れた風景を光の風景に変えてしまう、通称メモリバともよばれるこの作品、ご存知のお方もいらしゃると思います。このメモリバ、毎年、北千住の芸大が主催する「千住 音まち」というアートイベントのプログラムのひとつになっていて、そこで去年から大巻さんが考案した「しゃボン踊り」なる盆踊りが踊られるようになり、今年はその曲に、地元の人たちと一緒に歌詞をつけようということで、その歌詞をまとめるお手伝いを頼まれたのでした。
「地元のみなさんの言葉で歌をつくりたい」という依頼にハイハイと気軽に返事をしてしまったのは、一度、やはり千住芸大つながりの仕事で足立区の歌なるものを、みんなの言葉を使ってまとめたことがあるからなのですが、これが今回はとんでもなくハードルの高い仕事だったことに、引き受けてから徐々に気づいていったのでした。。引き受けるんじゃなかった〜、、やっぱりプロにお願いした方がいいのでは〜?などと弱音を連発するわたしに容赦ないダメだしと励ましがやってきて、担当の学生、エレナとくにちゃんのふたりの協力もあって、なんとか「産み育て」が始まるギリギリ前に歌詞を完成させることができました。これはもうスタッフのみなさんの粘り勝ちですね。「いいものにしたい」というこのみなさんの粘りがあれば、きっと今年もすてきな新しいメモリアル・リバースを成功させることができると思います。
きつーいお仕事でしたが、とても楽しい仕事でもありました。お誘いいただいてよかったです、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
さて以下、本番の宣伝です。


Memorial Rebirth 千住 2013 常東」

MR 撮影:雨宮透貴

日程:平成25年10月19日[土] 16時― /19時― (各回30分前開場)
※各回30分程度 / 雨天時は内容変更
会場:足立区立千寿常東小学校 校庭[足立区千住旭町 10-31]
アクセス:北千住駅(東口)から徒歩約 5 分
料金:無料

今年は夜の開催で、シャボン玉にじもとの人が撮ったまちの写真を映像で映したりもするそうです。
この日は子どもの初めての運動会なのですが、できればうちも家族で行きたいと思ってます。
(運動会のあと疲れて寝ちゃったらたいへんですが
15000個のシャボン玉のなかで歌ったり踊ったり、こどもたちの喜ぶ顔が目に浮かびそうです。
ぜひおでかけください
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