ご観劇くださったみなさま、本当にありがとうございました。
今回のわたしたちの『青い鳥』は、おもに「生まれてくる意味」に焦点をあてていましたが、その他にもたくさんの要素があって、作品と作品を通したメッセージは随所に織り込まれていますが、それぞれどこをクローズアップして見たかによって、人によってずいぶん印象の変わる作品だったのではないかと思います。でもそれでいいと思っています。作品は、見る人がイマジネーションによって参加することで作品が完成され、それぞれの人の中で自分や世界との対話の道具としてあることができたらいいなとわたしは思うのです。
でもそれはなかなか困難な道のりで、作品とはそんなに簡単に作れるものではなく、今回もたくさんの困難に見舞われましたが、それを乗り越えさせてくれたスタッフ・キャストのみなさん、それに観ることで作品を一緒に完成させてくださった観客のみなさんに心から感謝しています。
10年ぶりの舞台復帰となりましたが、舞台という表現の面白さや難しさ、クリエイションの喜びを味わうことができました。
今年上半期はまた子どもたちと舞台作品を2本つくるという無謀でちょっと心配なスケジュールですが💦、子どもたちに少しでもよい体験をしてもらえるようにがんばります。