阿部初美のブログ

演劇の演出家です。

ART

マキララ展再演してます!

暑いですね、またまたお知らせが遅くなりました。
去年8年ぶり(!)に製作した新作「Their history,to be our stort」の再演がただいま北千住、仲町の家にて始まってます。
明日29日(土)は17時から芸大千住校 第7ホールにて、100人規模の交流パーティもあります。フィリピンご飯にダンスや歌のショーあり。子どもから大人まで楽しめるパーティです。
合わせてぜひ遊びに来てください!

「フィリピンからの、ひとりひとり マキララ ―知り、会い、踊る―」 再演決定!

★映像展示:「Their history, to be our story」(再展示)

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写真=Ryohei Tomita

ひとりひとりのライフヒストリーと日常の風景の映像を通して、フィリピーノたちの日本での暮らしにまなざしを向けてみませんか。
今年は開催日も増やしています。より多くの方にご覧いただけると幸いです。

構成・演出: 阿部初美
映像: 冨田了平
会場構成: 日本大学佐藤慎也研究室

日時:7月22日(土)、23日(日)、24日(月)、29日(土)、30日(日)、31日(月)、
8月5日(土)、6日(日)、7日(月)
10:00-17:00
会場:仲町の家(東京都足立区千住仲町29-1)
料金:無料


★パーティー:「フィリパピポ!!」第2弾

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写真=Ryohei Tomita

心がおどるカラフルな会場で、歌にダンスにフィリピン料理。
日本に暮らすフィリピン人の方々から学んだパーティーテクニックが満載の特別な一夜が、パワーアップして今年も帰ってきます!
この夏はあなたも、パピポ(パーティー・ピーポー)になろう!

日時:平成29年7月29日(土)17:00-20:00(受付開始17:00)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
料金:無料 ※フィリピンフード(ワンプレート)・ドリンクは有料
定員:100名(事前申込優先)


★詳細、お申込みはこちら
[WEBフォーム] http://aaa-senju.com/contact
[お電話] 03-6806-1740(13:00~18:00、火曜・木曜除く)
[メール] info@aaa-senju.com
件名を「フィリパピポ!!参加申し込み」とし、(1)氏名(ふりがな)、(2)参加人数、(3)当日連絡のつく電話番号をメール本文にご記入の上、お送りください。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。

※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※駐車場のご用意はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

Memorial Rebirth 千住 2013 常東本番

ゆうべ「産み育てを考えるワークショップ 3都市文通プロジェクト」北九州第2回を終えて帰ってきました。作品製作と撮影はあとは水戸を残すのみ。いちばん大変な峠です。もうひとがんばり〜。
こちらは来週にでも経過をご報告します。

さてさて、歌詞作成のお手伝いをしていた現代美術家の大巻信嗣さんの「Memorial Rebirth 千住 2013 常東」本番、夜の回に行ってきました。
夜のシャボン玉はきれいだろうなあと思っていたとおり。
それはものすごく感動的な光景でした。
こんなふうに、いろんな世代が共有できる新しいお祭りができていったらほんとうに素敵です。

当日の様子がyoutubeにアップされました。映像なので暗いところのシャボン玉はうつってないのが残念ですが、会場はものすごい数のシャボン玉につつまれていました。

地元のみなさんの声、担当の芸大生エレナとくにちゃん、スタッフのみんなで作ったしゃボン踊りの歌詞はこんなふうになりました。



しゃボン踊り2013の歌詞

ふわりふわり ほら きえないで
きらりきらり きみにふってくる
あそぼあそぼ ほら みていてね
ひかる負けず嫌いつかまえて

荒川 ひろがる 河川敷 橋をこえて
レモンのかたちの 千住にお嫁にきました

都電 みおくった花電車
とおくみえた 白い煙突
おどる 春はさくらの並木
今日もひびく やっちゃ場の声

ふわりふわり ほら きえないで
きらりきらり きみにふってくる
あそぼあそぼ ほら みていてね
ひかる負けず嫌いつかまえて



大巻さんがめざした「炭坑節」のように、この歌もアレンジされながら変化して
いろんなバージョンができていっても面白いですね。
ぜひ続いていってほしいですね。




Memorial Rebirth 千住 2013 常東予告

忙しかったです!でまったくブログが書けない日々が続くのはいつものことですが。

忙しかった大きな理由は、9月いっぱい、現代美術家の大巻伸嗣さんのMemorial Rebirthという作品というかプロジェクトのお手伝いをしていたからなのですが、一度にすごい数のシャボン玉をとばして見慣れた風景を光の風景に変えてしまう、通称メモリバともよばれるこの作品、ご存知のお方もいらしゃると思います。このメモリバ、毎年、北千住の芸大が主催する「千住 音まち」というアートイベントのプログラムのひとつになっていて、そこで去年から大巻さんが考案した「しゃボン踊り」なる盆踊りが踊られるようになり、今年はその曲に、地元の人たちと一緒に歌詞をつけようということで、その歌詞をまとめるお手伝いを頼まれたのでした。
「地元のみなさんの言葉で歌をつくりたい」という依頼にハイハイと気軽に返事をしてしまったのは、一度、やはり千住芸大つながりの仕事で足立区の歌なるものを、みんなの言葉を使ってまとめたことがあるからなのですが、これが今回はとんでもなくハードルの高い仕事だったことに、引き受けてから徐々に気づいていったのでした。。引き受けるんじゃなかった〜、、やっぱりプロにお願いした方がいいのでは〜?などと弱音を連発するわたしに容赦ないダメだしと励ましがやってきて、担当の学生、エレナとくにちゃんのふたりの協力もあって、なんとか「産み育て」が始まるギリギリ前に歌詞を完成させることができました。これはもうスタッフのみなさんの粘り勝ちですね。「いいものにしたい」というこのみなさんの粘りがあれば、きっと今年もすてきな新しいメモリアル・リバースを成功させることができると思います。
きつーいお仕事でしたが、とても楽しい仕事でもありました。お誘いいただいてよかったです、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
さて以下、本番の宣伝です。


Memorial Rebirth 千住 2013 常東」

MR 撮影:雨宮透貴

日程:平成25年10月19日[土] 16時― /19時― (各回30分前開場)
※各回30分程度 / 雨天時は内容変更
会場:足立区立千寿常東小学校 校庭[足立区千住旭町 10-31]
アクセス:北千住駅(東口)から徒歩約 5 分
料金:無料

今年は夜の開催で、シャボン玉にじもとの人が撮ったまちの写真を映像で映したりもするそうです。
この日は子どもの初めての運動会なのですが、できればうちも家族で行きたいと思ってます。
(運動会のあと疲れて寝ちゃったらたいへんですが
15000個のシャボン玉のなかで歌ったり踊ったり、こどもたちの喜ぶ顔が目に浮かびそうです。
ぜひおでかけください

ICC Light Insight

毎年のお決まりですが確定申告のこの時期、一年分の領収証にかこまれて過ごしてます。引っ越しにともなって、解約やら新規申し込みやらいろいろ手続きが多くて、なんだか気ぜわしい日々です。

明日までのICC『Light Insight』展も、ぎりぎりで間に合いました、よかったー。とっても面白くて、雪の中、見に行った甲斐がありました。
美術展に行くと、演出のアイディアやヒントをたくさんもらうので、美術展に行かないとひからびてしまふーというほど美術展好きなのですが、昨今はなかなか行けなくなっていてさみしいかぎり。もっとマメに行くようにしたいでっす。

今日の『Light Insight』、ほんと面白い体験をいっぱいしました。お知らせが遅くなったのが残念なかぎりです。

まず、とにかく虜になって何度も飽きずにみたのが、インゴ・ギュンターの「サンキュウーインストゥルメント」。子どもの頃、なにかのアニメだったかなんかで、自分の影が自分から離れてしまうみたいなのがあったのを憶えてますが、今日はリアルにそれを体験してしまったのでした!
薄暗い部屋に入ると時々、フラッシュが光り、その時の自分の影が壁や床に焼き付けられるのです。これは広島の原爆で瞬時に消えてしまった人々のシルエットを類似体験させるという目的があるそうです。あとから来た女の子がとまどってたので、それを説明して、一緒にシルエットを作りました。ふたつの影をすこし離れて見ると、ほんとに二人が瞬時に消えてしまったようで怖ろしかったのですが、ひとりで作ったときよりも、人と一緒だと、なんていうか、まるで一緒に心中でもしたみたいな気持ちになって、偶然そこで初めて会った人なのに、とても近しい人のような感覚を覚えました。

全部は書き切れないけど、自分の眼球の拡大写真と風景写真がランダムに合成される「思考プロジェクター」、LIGHTという文字が目に焼きつけられ、人と共有できない個人的な体験をする「PRINTED EYE(LIGHT)」、ほかにも面白い作品がたくさんありました。懐かしのボイスの作品まであって、これはレモンに電球がささったオブジェなのですが、こないだみた『マトリックス』を思い出して不気味でした。
ミストの中に投射される光のドローイングと彫刻作品「You and I,Horizontal」と、「カメラ・ルシーダ:三次元音響観察室」は、時間の感覚がなくなるような不思議な作品で、もうずーっといつまでもそこにいて見ていたくなって、なんというか、瞑想空間のような感じも受けました。「カメラ・ルシーダ」の方は、人数限定のため、1時間半待ちで見たのですが、これは、水中に浮かぶケミカル物質に音をあてると変換されて弱い光を放つというもの。この弱い光を知覚しやすくするために、6分ほど完全な闇に放置されてから作品鑑賞になるので時間がかかってたんですね。あんまり不思議できれいで顔近づけてみてたのですが、この光は一万℃と聞いておもわず戦慄が走りました。これと似たようなのをどこかで見たなーと思ったら、六ヶ所村の環境科学技術研究所でみた放射線を可視化したものでした。余談ですが、今年11月の松田正隆さんとのコラボ新作は、この環境科学技術研究所にある人工閉鎖空間に発想を得た作品になります。
ひとつ残念だったのはナムジュンパイクの作品のろうそくの火の点灯が、土日祝にかぎられていて、今日は見られなかったこと。明日最終日には点灯されることでしょう。ん~見たかった!

会場では、偶然YCAMキュレーターのピエール氏とICCキュレーターの四方さんに再会。
昨年末に芸大アートパスにこの美術展についての講演をしに四方さんがいらして、人類の歴史上の「光」をめぐるお話で、これもすごく面白かったのですが、今日は時代の最先端の光との刺激的な戯れを体験させていただきました。歴史をふまえてみると、人と光との関係もここまで変化してきてるんだなーととても興味深く思いました。
四方さん、いいお仕事なさってます。
がんばってる女性の先輩諸氏に出会うととても励まされます。
わたしもがんばらなくちゃ~。




mixjamは見た展

今日から「mixjamは見た」展が始まる。
地元の茨城県古河市で、古河三高の美術部のOBOG展から出発した展覧会である。

わたしたちの高校時代の美術の先生は、野沢二郎先生といって、現代美術の作家であった。
美術準備室にはBT(美術手帳)やわけのわからない作品が並び、未知の世界をかいま見るようで、とってもわくわくするところだった。
二郎先生に影響を受けて美大に進学したOBOGたちが始めたのがこの展覧会で、今年でかれこれ20年。今では、卒業生に限らず、もっと幅広い人々が参加するようになっているのが面白い。

卒業生には、現代美術作家として一本立ちしている内海聖史くんや、大日本タイポ組合で活躍する塚田てっちゃん(同級生)、今では某大学の先生になった二郎先生ももちろん参加していたり、地元でずっと足尾銅山をテーマに作品を製作してる光山明さんの作品もレベルが高く、他にも、売り出し中の現代美術作家、小林達也くんも美しい平面を出品していたり、田舎ではあるけど、けっこう面白い作品展になった。
美術方面にいった人もそうでない人も参加するごちゃまぜの作品展ということで、mixjamの名前がついた。
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わたしは、今年も演出作品の記録映像を出展した。今年は「アトミック・サバイバー」と「エコノミック・ファンタスマゴリア」である。
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午前中の搬入を終えて、午後から開場しても、平日ゆえか人はまばら。
美術館勤務のおじさまが出てきてじっと「エコマゴ」に見入り、「これおもしろいねー」と言ってくれてうれしかった。
一人の美術の先生の影響で、人生が変わった高校生の数は多い。出会いは大事ですね。


「mixjamは見た」展

2009年2月10日(火)ー2月15日(日) ※12日(木)は休館
9:00-17:00 (最終日は15:00まで)
古河街角美術館
アクセス:JR宇都宮線「古河」駅(JR上野・池袋から約1時間)より徒歩8分
tel:0280-22-5911

・・・
古河城もあった古河は城下町で、今でも古い町並みが残っていたり、歴史的な名所旧跡が多い町でもあります。
観光ついでにどうぞ遊びにいらしてくださいませ。

古河街角美術館・歴史博物館・篆刻美術館・文学館
文学館2Fのイタリアン「唐草」はとってもおいしくてロケーションもすてき料理
古河総合公園
ユネスコ・メリナ・メルクーリ賞を受賞した美しい公園
歴史探訪
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